今だけあの子
長い長い夏休みが始まった矢口です。
最近あった怖い話は、昨日書いたわりと長い記事が消えていたことです。献血について書いた善い話なのでとても悲しかったです。
冒頭で書いたように、大学生の矢口は長い長い夏休み真っ最中です。
huluのドラマをワンシーズンを一日でまとめて見る、電子書籍で漫画をまとめ買いする、ゲームをするという昼夜逆転した生活をしています。
そんな生活をしていると貯まります、眼精疲労。
そんな時おすすめなのはこれ!というものがあれば教えて頂きたいです。
画面疲れということで、久しぶりに紙の本を手に入れるため本屋に出かけました。
短編集で日常モノのミステリーを探し、二冊購入しました。今回はそのうちの一冊を紹介したいと思います。※小学生ぶりの読書感想文です。
今だけあの子(芦沢央)
色々なタイプの女性の友情をテーマにした5つの短編集です。
(帯のコメントです。)
すごいハードル上げてきた!!!!
えっ?ミステリーでこんなに煽ってくる?という文に驚きました。
一日で読みきりました。一話ごとにコーヒーブレイクを挟み、カフェインを過剰摂取しました。
感想は、ハードル上げすぎだはっ!!
この帯の文が無ければ、予想外の展開の話が多くて面白かったですが、期待が大きすぎました。
私はこの小説はトリックや謎解きというよりキャラクターの心理描写が好きでした。
女性の友情がテーマということでしたが、わざとらしくドロドロさせず、リアルで共感できるところが多くあり、感動するシーンまでありました。
個人的に四話の願わない少女という話が好きでした。主人公の女の子が、親に八つ当たりするシーンや、少しひねくれた性格がすごい自分と重ねてしまいました。
短編集で独立した話でありなから、共通のテーマが女性の友情であり、それぞれの話が微妙に繋がりがあり、一回読み終わった後にもう一回読むのも面白かったです。
この小説は最後まで読むことで、一話ごととは違う面白さがありました。
芦沢央様。
面白かったです!!!!